初めての親子サビキ釣りで、豆アジが大量に釣れる♪
釣りにはまっていて毎週のように漁港へ出かけていたのですが、最近、下の子ども(4歳)が
「釣りに行きたい」
と言ってくるようになりました。
「今度行こうね」と答え続けていたのですが、そろそろ連れて行かないと約束を守らない父親と思われかねない。。
子どもは二人で、上の長女は小学2年生で9歳、下の長男は幼稚園年中で4歳なので、親が全ての面倒を見る必要があり、かなり大変そうなのが容易に想像できます。。
しかし、釣りの楽しさも知ってほしかったので、サビキ釣りで唐泊漁港へ連れて行くことにしました。
涼しい時間帯に始めたかったので早朝出発し、唐泊漁港には6時くらいに到着しました。
天気予報は、曇り時々雨だったので雨を心配していたのですが、少しだけ降っていて、降ったり止んだり。
一方、東の空は夜明けで素晴らしい朝焼けの景色となっていました。初めは赤い空だったのですが、不思議なことに少し時間が経つと空が黄色に変わりました。
そして、後ろを振り向くと大きな虹もできてました♪
よく見ると、虹が2つできてます。
いつ以来だろう、虹を見たのは。。
久しぶりに立派な虹を見れて子どもたちのテンションも上がっていました。
後から思いましたが、この不思議な空模様はじつは爆釣の予兆だったのかもしれません(笑)
日時/場所/潮汐/タックル
2016/9/3(土)
唐泊漁港
中潮
干潮 4:30
満潮 10:43
- ロッド : SmileShip BONCAST 165
- リール : SmileShip BN-1
- ライン : DAISOダイソー ナイロンライン 1.5号
子どもたちが使うサビキ釣りの道具は、当然ですが普段使っているアジングロッドやエギングロッドではありません。
釣具のポイントに売っていた「SmileShip」というブランド名のロッド&リールのセットを使いました。
ロッドとライン巻き済みリールのセットが、1,500円未満で買えます。
難点はラインですかね。結構太めのラインが巻いてあり、材質はフロロカーボンなのでしょうか、巻きぐせが強く簡単にバックラッシュしてしまいます。
なので、元から巻かれているラインは破棄し、代わりにDAISOで108円で売られている1.5号ナイロンラインに巻き直しました。
SmileShipロッドの良いところは、3点あります。
- 収納に困らないコンパクト設計
- 子どもでも取り回しできる全長165cm
- 子どもでも片手で操作できる軽さ
デメリットも3点です。
- サビやすい
- ガイド固定が甘く外れやすい
- 元から巻かれているラインの巻きぐせ
全体的には、子どもが使うロッドとしての性能は充分だと思います。
サビは錆止め剤を塗布しとけばいいですし、ガイドは瞬間接着剤で再固定すればいいですし、ラインは別のラインに巻き直せばいいのです。
子供向けロッドを安く販売してくれているのは、とてもありがたいですね。
サビキ釣り開始
オキアミは、事前にMサイズとSサイズの冷凍オキアミを1つずつ買っておきました。寝る前に冷凍庫から出していたのですが、朝にはしっかり解凍できていました。
ロッドは2本出して、上の子と下の子それぞれに持たせました。サビキ仕掛けは、メーカーで釣れ方が変わるかを調査してみたかったので、それぞれ別にしました。
上の子には、タックルベリーオリジナルブランドのサビキ針3パックセットの6号を使いました。
下の子には、ダイソーで売られているサビキ仕掛けにしました。写真は4号ですが、実施に使ったのは6号です。
1投目は上の子が投げたのですが、投入してすぐに豆アジが1匹釣れました♪
次に下の子にもやり方を教えてからサビキを始めたのですが、やはりすぐに釣れます。
朝マズメということもあってか、まさに入れ食い状態♪
アジのサイズは、10cm~15cmです。
サビキ仕掛けの違いで釣果に差が出るだろうと予想していたのですが、試した結果、まったく関係ないことがわかりました。
エサを撒いて、そこにサビキ針を投入すればどんなサビキ仕掛けでも釣れる感じでした。
針のサイズ6号がこの時期の豆アジサイズにちょうどよかったのかもしれません。本当によく釣れました。
上の子はサビキ釣りのコツをつかんで、どんどん釣ってきます。
どんどん釣るのはいいのですが、釣れたアジを針から外すのは自分では一切やらず、全て親まかせ。。
親は外すのが大変です。。
中腰の姿勢で外し続けなければならないのです。
すると次はトラブル発生です。
ふとした拍子に2人のロッドが近づいた時、サビキ仕掛けが絡まってしまったのです。。
しまった・・・。
ぐちゃぐちゃになっていたので、外す時間がもったいないと思い片方を切断して仕掛けを付け直しました。
その後もトラブルはどんどん発生します。
下の子の単独トラブルで、ロッドを振り回したのかサビキ仕掛けが竿先でぐちゃぐちゃに絡まっています。
絡まりをほどいてから再開。
次は、上の子の仕掛けが絡まって対処、次は下の子の対処、次の対処、その次の対処・・・。
親は、針外しと、ライントラブル対処と、釣れたアジの後始末で大忙しです。かなり大変でした。
釣れたアジは水汲みに入れていたのですが、出血しているアジで水質が悪化するので、海水を定期的に入れ替えていました。
水汲みを何回やったことか。。。腰と足の筋肉がだんだん辛くなっていきます。
子ども達もサビキ釣りに慣れてきて、釣るペースが早くなってきて、どんどん釣ってきます。
針外しは指でやっていたのですが、だんだん指先と爪の付け根あたりが痛くなってきました。
そして、やっとオキアミを全て使い尽くして終了することになりました。
「やっと終わった。」 正直言ってかなりきつかったので、こんな気持でした。。
釣れたアジの写真がこちら。21cm角の水汲みバケツに豆アジが満タンです。。
釣った豆アジの下処理
さらに大変な作業がこれ以降に待っています。
釣れたアジを家に持って帰って下処理すると、大量の生ごみが出てしまいます。
なので、我が家の魚持ち帰りルールは「海で下処理してから持って帰る」なんです。取り出したエラや内臓は海に返せばいろんな生物のエサになって無駄になりませんから一石二鳥です。
なので、この大量の豆アジを下処理する必要がありました。
下処理のやり方は、アジのエラふたを開いて指を入れ、エラを指で挟んでお腹の方に引っ張ります。するとエラとヒレと内臓をきれいに取ることができます。下の写真がわかりやすい例です。
出典:https://tsurineta.69moons.com/wp-content/uploads/150607-053.jpg
この作業を、釣れたアジ全てに実施することに・・・。
最初は素手でやっていたのですが、途中から手に痛みを感じ始めました。
豆アジの小さなトゲが何度となく手に突き刺さり、気が付くと左手中指の皮膚が傷だらけになっていたのです。
アジを素手で掴むのはやめた方がいいですよ。
手が傷だらけになっていたことに気付いて、それからはタオルを使って下処理を続けました。すると、このやり方がものすごくやりやすいことが分かりました。
アジをタオルで包むように持つので滑りにくく、固定しやすかったのです。しかもエラも掴みやすく、内蔵をきれいに取り除くことができたのです。タオルが汚れるのですが、キレイな海水で洗えば、ある程度きれいな状態に戻ります。
最初からこうするべきでした。経験して初めて気が付くことって結構ありますね。
下処理を終えた後、娘が「釣れたアジを数えたい」と言うので数えることにしました。
水くみバケツに入っているアジを、持ち帰り用タッパーに移していく際に数えます。
「1匹、2匹、3匹、・・・・」
ずーっと数えていって、最後は「196匹」でした。
途中、子どもたちが野良猫に10尾ほどアジをプレゼントしていたので、200尾は超えていたことになります。
「やっと終わった~!あとは片付けて帰るだけだー」
と思っていたその時、娘がぼそっとこんなことを言い出しました。
娘 「まだ釣りたい。エサ買ってきて。」
「えっ?!(今何と?)」
娘 「まだ釣りがしたい!」
まじか?こんだけ釣っているのにまだ釣り足りないと。。
普段、あまり自分の要求を口にしない娘が「したい」と言っているので、よほどしたいのだろうということは伝わってきました。
下の子も「まだ魚釣りしたい」と言うので、
「わかった、じゃあと1回しようか。」
と返答し、エサであるオキアミを買いに行くことにしました。
エサと道具の調達
エサを買いに行く際、サビキ釣りをもっと効率良く行うために絶対に必要だと思っていた道具がありました。
それは、針外しペンチです。
持っていたペンチはサビついていて開きが悪かったことと、ロック機構の作りが悪く、使っている最中に勝手にロックされることが度々ありました。
そんな針外しペンチでアジ数十尾も対応するのは無理。
釣具屋さんに着いて針外しペンチを探してみると、なかなか良さそうなのを発見♪
ハサミの部分が細長く、針を掴みやすいように先端が曲げられています。さらに、持つ部分も持ちやすいようにカーブ加工されています。
ロック機構も付いていないので、使ってる最中にロックされる心配もありません。
これは良さそうだと思い買いました。ちなみに買ったのはコレです。
帰ってからAmazonで調べてみると、ベストセラー1位の商品でした。この針外しは使いやすくて良かったですよ。
【Amazon】 プロックス(PROX) 針はずしプライヤー PX752A
オキアミは、好きなだけやってもらおうと解凍中だった一番大きいサイズの冷凍オキアミを購入しました。
昼食は、コンビニで買ったのを車中で食べ、漁港へ急行です。
エサ買った後に子どもたちの気分が変わって「やっぱり帰る」なんて言い出したら最悪ですからね。
2回目のサビキ釣り
朝に入れ食いだった場所が空いていたので、そこでサビキ釣りを始めます。
ところが、朝とは違って、ぱっと見た感じ魚の気配がない。
カゴにオキアミを入れて投入してみても、豆アジがまったく寄ってきません。
潮止まりの時間帯なので釣れないのだろうと思ったので、少し待ってから始めようと言い聞かせ、漁港の様子を見て回ることにしました。
海では大きな青いクラゲがあちこちで泳いでいました。
すると子どもが、「あのクラゲ捕まえてほしい~」と言ってきました。
周りを見渡すと、捕まえるにはちょうどいいサイズのクラゲが足元付近にいるのを発見。
水汲みバケツを沈めて、クラゲにゆっくりと近づけて確保。
19cm角の水汲みバケツにピッタリだったクラゲ。外に出してみるとこんな感じ。
子どもたちが気持ち悪いと言い出したので、観察後に逃がしました。
その後歩いて移動していくと、サビキ釣りしている親子を発見!
アジが釣れているのが見えました。
どれくらいアジが釣れているのか聞いてみると、アジが湧いているとのこと!
横で釣ってもいいとのことで、そこで釣らせてもらうことにしました。
エサ無しサビキを入れても釣れたので、アジの反応が良いのは間違いなさそう♪
1回目のサビキ釣りを改善し、もっと効率的な釣りを追求することにしました。
まず、親の立ち位置は2人の子どもの間に入り、一歩下がって斜め後ろに立ちます。2人が近付き過ぎてサビキ仕掛けが絡まないように見張るのと、サビキ仕掛けが絡むような動作をさせないことが目的です。
そして、左手に空の水くみバケツを持ち、右手に先ほど購入した針外しペンチを持ちます。ネット付き水汲みバケツは海水を入れて足元に置いておきます。
こうすることで、子どもたちがアジを釣ったらすぐに針を外すことができ、釣ることに集中することができます。
2回目に使ったサビキ針はHayabusaの「小アジ専科」です。1回目で使っていたサビキ針より5、6倍ほど高価な商品です。
試してみたのですが結果的に、釣れ方は1回目とさほど変わりませんでした。
高い商品を使ったからといって、サビキ釣りでは釣果は変わらないことが判明しました。
釣果を左右する要素は、いかに豆アジを仕掛け付近に寄せられるかが重要です。針のサイズは釣果に関係するかもしれませんが、種類は関係ないようでした。
しかし、サビキ針に施されているオキアミ装飾は高品質で素晴らしかったです♪
コストパフォーマンスという意味では、ダイソーのサビキ仕掛けが最高ですね。108円で6本針サビキが2セット入ってますから。単価はたったの54円です。よく釣れましたよ♪
サビキ釣りでの効率的な針の外し方
この日、何回も針外しをやっているうちに、効率的な針の外し方がわかりました。
アジが釣れたらロッドを立ててアジを宙吊り状態にします。
次に、アジが掛かったハリスを空の水くみバケツのふちに掛けます。
そうすることで針外しペンチで針を掴みやすくなり、針外しの時間を短縮することができました。針を外したらアジは水くみバケツに入るので回収もスムーズ♪
一方、上の娘は釣り方を工夫して、オキアミをカゴに入れるのではなく、直接海にまき始めていました。
するとアジが集まってくるので、その中にサビキ仕掛けを入れて釣っていました。単位エサ量あたりの釣果数は低下しますが、てきぱき釣るという観点からは優れていると思いました。
面白いハプニング
サビキ中に面白いハプニングがありました。下の子が発見したのですが、アミカゴの中にフグが挟まってふくれていたのです(笑)
なんとも滑稽でしたよ♪
それから、またしても下の子でしたが、極小カサゴを釣ってました(笑)
初めて見るサイズです。娘が持って帰ってお母さんに見せたいと言っていましたが、まだ小さいからと言い聞かせ、写真撮ってリリース。
それから、表層を漂っていた正体不明の生命体も発見しましたよ。何でしょうね、コレ。知ってる方いたらコメントで教えて下さ~い!
サビキ釣り2回目が終了
1回目と違ってかなり効率的にサビキ釣りを進めていき、次第に水汲みバケツがまた満タンに近づいてきました。
エサも無くなって、サビキ釣り終了。
釣った後は、アジの下処理です。1回目と同じ作業を繰り返します。
娘がまた何尾釣れたのかを数えていましたが、2回目は148尾。1回目よりも多くのエサを使いましたが、釣れた数は少なかったです。
1回目と合計すると、350尾近くも釣ってます。
ハッキリ言ってこんな量は食べきれません。
娘はお母さんにたくさん釣れたのを見せてビックリさせたいと言っていました。
かみさんは釣れた魚を見て、違う意味でビックリしてましたけどね。たくさん釣れたねー、ではなく、この量どうするの?って感じで。。
知り合いや実家にお土産で200匹ほどお裾分けしました。とても喜んでもらえましたよ。(下処理してたのが喜ばれました♪)
それでも食べきれないほどの豆アジがいます。冷凍保存してゆっくり食べることにしました。
豆アジを食べる
帰って豆アジを料理してもらいました。
アジフライです。
あと刺し身も食べましたよ。
便利な道具があるんです!「魚ッ平」という道具で、アジの皮剥ぎと刺し身が簡単にできちゃう便利道具です。
工房緑林舎 銀の爪 魚ッ平(さかなっぺ)
価格:1674円(税込、送料別) (2016/9/4時点)
20尾ほどを刺し身にして食べました。美味しかったです♪
ここ最近は、アジングでいかにアジを釣るか調べ続けていましたが、サビキ釣りでこれほどに釣れるとは驚きでした。。
効率が圧倒的に違いますね。しかしサビキで釣れるのは豆アジです。
アジングではビッグサイズの引きを楽しめます!
それにしても、疲れがハンパなかったです。帰ったらぐったりでした。
横になって休みたかったのですが、すぐに釣り道具を掃除しましたよ。きつかった。。
初めての親子サビキは、思ってた以上に大変でしたが、けっこう楽しかったです♪
子どもたちも楽しめたようだったので、今回やってみて良かったです♪
レプトケファルス?
うなぎの稚魚はレプトケファルスって言うんですね、知りませんでした。
同じような形状してるので、そうかもです。
コメントありがとうございます!