エギングのドラグ設定について
ドラグ設定は、バランスが重要です。バランスをとるポイントをまとめてみます。
1.ラインにかかる負荷のコントロール
ドラグは、一定の負荷(引っ張られる力)を超えるとスプールからラインを出して負荷を低減する機能です。
ドラグによってライン負荷をコントロールし、ラインブレイクを防ぎます。
2.身切れを防ぐ
イカがエギを抱く時、最初に2本の触腕でエギを掴んで捕獲しますが、この時にアワセを行うとエギのカンナがイカの足に刺さります。
イカの足を強く引っ張ってしまうと切れてしまい、身切れをおこしてしまいます。
ドラグ設定で引っ張る力をコントロールし、身切れを防ぎます。
3.フッキング
イカがエギを抱いた時、フッキングでカンナの針をイカに刺します。
子イカは身が柔らかいので針が刺さりやすいですが、親イカは身が硬いので針が刺さりにくいです。
ドラグ設定が緩いと針が刺さる力も弱まります。
ドラグ設定が締まっ針が刺さる力が強いですが、身切れする可能性が高まります。
「ドラグによってラインに一定以上の負荷がかからない」これは言い換えると、イカにも一定以上の負荷がかからないということです。
つまり針が刺さる力は、ドラグ設定以内であることを意味します。
ドラグ設定は、身切れせずにフッキングさせるバランスが必要なのです。
ドラグ調整のやり方
リールのスプールに蓋のようなものが付いていますが、それがドラグのつまみです。
つまみを右に回すとドラグが締り、左に回すと緩みます。
ドラグ性能はリールによって差があり、高級品ほど細やかで微調整ができるようになっています。
アオリイカを釣る時のだいたいの目安としては、しゃくった時に少しドラグが鳴るくらいに設定するのがいいです。
ドラグ設定が悪くてイカをバラした過去
過去の経験で、引きが強く大物と思われたアタリの後、フッキングができておらずバラしたことが数回あります。。
ドラグ設定とフッキングに問題があったのです。大物こそしっかりとフッキングさせないと釣れませんね。